つちのこ帝国の歴史

天地の神である“つちのこ”が蔓延る国『つちのこ帝国』は緑豊かな国であった。数百年の時を経て、生き物は進化する。猿から進化した“人間”と、つちのこから進化した“ひとのこ”。

ひとのこは人間の三分の一程度の大きさしかないが故、人間が国を支配し始めた。

天地に愛されたひとのこ族は、あらゆる力を持っている。干ばつが続けば、ひとのこ族は生贄となり国に潤いを与えた。雨が続けば、ひとのこ族は数日間休まず天に祈りを捧げたのだった。

すべては人間のため。

人間は傲慢なのだ。

人間はいつしか人間同士で争いを始めた。
ある人間はひとのこに言った。

『あちらの人間を滅ぼせ』と。

またある人間は言った。

『あちらの人間を滅ぼせ』と。

ひとのこは人間のために戦った。
自然を味方につけて戦った。

7日間でほぼ全ての人間と国が壊滅したのだ。



帝国の日常

⬆困っているひとのこを助ける人間。

⬆仲良く散歩をするひとのこと人間

⬆店の前で夕日を眺める人間、ひとのこ、つちのこ

帝国の景色

⬆ツの区土の子町。はじまりの町。緑が広がる道の真ん中にはバス停が佇む。

⬆つちのこ城下街。富裕層の土地。常に明るい。

⬆つちのこ中央都。娯楽が建ち並ぶ。必要なものはたいてい揃う。裏路地に入ると怪しい店もあるので注意。

⬆最果テ街。かつて、ひとのこ族が住んでいた。戦後、放置され続け今は殻になっている。現在復興計画の話が出ている。